
手塚治虫さんの「どろろ」が50年ぶりに再放送され話題になっています。
重厚なストーリーに魅力的なキャラクターたちは手塚治虫ワールドの凄さを再認識させてくれます。
そんな話題のアニメ「どろろ」で更なる話題が持ち上がりました。
そのキーワードになるのがアニメ「どろろ」第5話と6話に登場したみおという少女です。
いったい何が原因で話題になっているのでしょうか?
今回はアニメ「どろろ」で話題になっているみおについてスキまっくす見ていきましょう!
みおの物語「守小唄の巻 上下」
引用:https://dororo-anime.com/story_detail.html?id=1313&unique=story&categories=48
ネットで話題になっているみおが登場するのは、5話と6話の2回に分けて放送された「守小唄の巻」というお話でした。
アニメ「どろろ」は原作を源泉としつつも時代に合わせたオリジナル性が入っていますので、原作とは違うストーリーが楽しめます。
今回、話題となっている「守小唄の巻」も原作とは違ったオリジナル性が入り、より内容の濃いものとなっていますので、原作を知っている方でも十分楽しめる内容になっています。
そんな中、「守小唄の巻」に登場するみおが注目されているのです。
「守小唄の巻」のあらすじ
「守小唄の巻」のあらすじを簡単に説明します。
4話で妖刀ニヒルを退治して「耳」が戻ってきた百鬼丸は初めて体験する音に百鬼丸は戸惑ってしまいます。すべての音が不快に感じ、闘う事もままならない状態でいつもなら簡単に退治できそうなバケモノにも苦戦する始末。
そんな時に出会ったのがみおでした。みおの歌う歌に惹かれる百鬼丸は初めて聞く安らげる音だったのです。
どろろと百鬼丸、途中合流した琵琶丸は体調の優れない百鬼丸を休ませるために、みおの住む寺に一時身を寄せることになります。そこは戦争で親をなくした子供たちだけが住む場所。多くの子供たちは手や足を失いながらも元気に頑張って暮らしています。そんな中でみおは夜働きにいき食べるために稼いでいるのでした。
みおは働きに行きます。みおは多くの稼ぎを得るため敵陣でも稼ぐことを決意します。心配する子供たちでしたがどろろは子供たちを安心させるためにみおを見張ってやると約束し、遅れてみおのあとをつけていきます。夜も深くなりようやくみおを見つけたどろろは見たくない光景を見てしまうのです。
みおは身体を売って働いていたのです。
そんな中百鬼丸は鬼神退治に赴き、右足を食いちぎられるほどの敗北をしてきます。敗北をしながらも鬼神に傷を与えたことで声が戻ってきたのです。
心配し看病するどろろとみおでしたが、どろろはみおの仕事が頭から離れず一人悩みます。態度の変わったどろろにみおは自分の事を知られたと気づきます。どろろにみおは仕事のことを話すのですが、実はどろろが思っていたのは自分のおっかちゃんの事でした。幼くしておっかちゃんをなくしたどろろは大変な仕事をしながらも懸命に生きるみおに生きて欲しいと告げます。
みおは仕事へと行きます。その姿を木陰から偵察する侍の姿があるのです。
右足の怪我を押しながらも鬼神退治に向かう百鬼丸は苦戦を強いられながらも、足に刀を仕込むという作戦でどうにか勝ちます。遅れてきたどろろと鬼神を無事倒した百鬼丸は寺へと帰ります。しかしその帰り道百鬼丸は寺の異変に気づき、急ぎ寺へと向かいます。
そこで見たのは焼け落ちる寺で侍に切り倒されているみおたち。どろろはみおの元へと近づきますがすでにすでに手遅れの状況。すべてを理解した百鬼丸は怒りに身を任せその場にいた侍たちを切り倒していきます。まさに鬼へと変わりゆく百鬼丸でしたが、どろろの必死の訴え、みおの残した種もみが百鬼丸を救います。
息を引き取ったみおを抱きしめる百鬼丸
「み・・お・・・」
初めて口にする言葉は彼女の名前でした。
みおたちの結末が悲しく辛くてネットで話題に!
引用:https://dororo-anime.com/story_detail.html?id=1313&unique=story&categories=48
みおが登場する「守小唄の巻」はこのように全体的に悲しいストーリーです。
参考記事:「どろろ」アニメ6話の感想をネタバレを交えてご紹介。予想をこえる悲劇は嫌いです・・2019年
みおたちの置かれている境遇は最悪ですし、その食い扶持を稼ぐために体を使って仕事をしているみおは悲しすぎますよね。みおの仕事の事は理解できずに純粋にみおを慕う百鬼丸も悲しく感じます。百鬼丸は多分みおのに恋慕の思いを抱いていたので本当の事を知ったらもっと悲しくなりますよね。
どろろで個人的に1番好きなシーンは、みおに百鬼丸が歌ってって口のとこトントンして頼むシーン
この仕草ちょー可愛い pic.twitter.com/qX96vqArME— 🐦( '-' 🐦 )ポッポチャン (@Po_ppoooo) 2019年4月1日
また、どろろがみおに百鬼丸は目が見えないけど魂の色で世界を見ていると説明したシーンも印象的でした。みおは自分を隠すような仕草であまり見ないでと嫌がっていましたが、百鬼丸に見えるみおの魂の色はどんな色をしていたのでしょうか?百鬼丸のその仕草からは決して嫌な色ではない印象がありましたが、現実は残酷ですね・・・。
そして物語の結末はみおたちが侍に切り倒され最悪の終わりを迎えます。本当に救われませんでした。魂の残り火が少なくなり最後にみおが歌う「赤い花白い花」は本当に悲しくなります。
「守小唄の巻」は2回に分けて放送されたのですが、本当に悲しく辛い内容だったと思います。
ネット上でもかなりの話題になっていますのでご紹介します。
百鬼丸に触れられたミオのつぶやき「ふしぎ この手は嫌じゃない」の「は」をおもいだしてときどき泣く(短歌つくるので助詞に敏感です)。どれだけ嫌な手に触れられてきたんだろう。原作では百鬼丸の初恋の人だけど、今回のアニメではそれ以上に、きっと、どろろと百鬼丸のだいじな紐帯になる
— キキモラ (@satoyumio) February 16, 2019
実はさ、どろろ6話見てなくてさ、今見たんだけどさ、いやー、ミオがねどうなるかってのはツイート見てて分かったんだけどね、分かってたんだけどね、、涙が……
— まるちょん (@marutyon823617) February 17, 2019
私、令和版アニメ「どろろ」5話から見始めたんですよ。神回の一つである「守子唄の巻・上」
だからみおがものすごく印象に残っていて。まだ目も見えない百鬼丸がただみおの歌声に惹かれて、みおも体のほとんどがつくりものの百鬼丸にも優しくてな…。みお姉;;;— にかこ (@vero_nicaco) 2019年6月25日
5話6話で私にとって最大の供給が終わっているのでそれ以降もう屈強な精神で妄想し続けるしかなくなった百みおの民、百みおを永遠にしながらどろろを追い続けていて素敵だなぁと思います
— 🌺不在ぎみの麻桐🌾 (@osicp_cawaii) 2019年6月23日
このようにネット上でも大きな話題となっているみおです。
OPでの百鬼丸とみおの扱いが前々から気になっていたのですが、今回「守小唄の巻」を全編見ることでOPの意味を少し理解できたような気がします。
「戦でたくさん無くした分、戦で取り戻すだけ」
みおの言葉が胸に残っています。
因みに話題のみおを演じたのは水樹奈々さん。
参考記事⇒水樹奈々が声優として下手といわれる理由は何?ヒナタに杏にみお・・実力を検証!
作中で披露さた「赤い花白い花」は水樹奈々さんの素晴らしい歌声が聞ける最高のシーンの一つでもあります。
儚いみおの存在を印象付ける歌詞は今でも心に残っています。
まとめ
今回はみおについて見てきました。
アニメ「どろろ」では「守小唄の巻 上下」に登場するみおですが、その境遇や悲しい結末は心に突き刺さります。
みおの境遇には多くの反響があり、ネット上でも大きな話題になりました。みおの結末に悲しむ方が多いのが印象的です。
個人的にも「守小唄の巻」はみおの結末には残念な気持ちになり、みおの声を担当していた水樹奈々さんの歌う「赤い花白い花」がとても印象的で(水樹奈々さんの歌は癒されます)忘れられない内容でした。
みおが百鬼丸とどろろに与えた影響は大きく、これからの「どろろ」をさらに重厚なものにするのではないでしょうか。
色々な意味でこれからのアニメ「どろろ」が楽しみです。
アイキャッチ画像引用元:https://dororo-anime.com/story_detail.html?id=1313&unique=story&categories=48